リアバンパーの製作_スカニアR470 [冷凍トラック仕様]
難易度:★★★★
ここでは、アルミ製のリアバンパー製作を進めていきます。強度とコンパクトさを重視していきたいと思います。
これはウインカー&バックランプ用のケースとなるもので、アルミパイプφ6mmのものを長さ8mmでカットしてあります。
続いてこれはブレーキランプ用のケースとなるもので、アルミパイプφ15mmのものを長さ5mmでカットしてあります。パイプカッターを利用するとキレイに切断できますよ。
これはブレーキランプのレンズとなるもので、当サイトではお馴染み?のブツブツ柄のアクリル板です。
アップするとこんな柄です。ランプっぽいでしょ?しかし、厚みが3mmもあるので加工が厄介です。
このアクリル板にφ6mmの穴をあけていきます。3つ穴が2セットと4つ穴のものが1セットです。
この6mmの穴に、先ほど製作したウインカー&バックランプのケースを打ち込みます。ブレーキランプのケースはまだここでは固定できません。
ブレーキランプ用のLEDを加工します。右側が加工前・左側が加工後。角LEDの頭を約1mm削ります。
加工したLEDが入るようにレンズに四角い溝をあけます。
LEDはこのように装着します。後ろから照らすのではなく、横から照射する構造にしてみました。バンパーの薄型化(コンパクトさ)に貢献します。
LEDの光が反射するようにレンズの裏側にはメタリックテープを貼っておきます。
レンズをバンパーの土台に固定するためにステーを製作していきます。4×25mmの不等辺アングル5mm幅を4つ製作します。
ステーに穴あけ加工を施し、レンズには2mmのタップを切ります。アングルの4mm辺にも2mmのタップを切ってあります。
ステーとレンズをビス留め。レンズ背面にスペースがほとんどないため、超低頭ビスを使用。
バンパーの土台にとりかかりましょう。30×15mmのチャンネル材(厚み2mm)を使用します。
片方は30×7mmのチャンネル材へと加工します。
30×15mmのチャンネル材の角を5×5mmの三角形分を切り取り、バンパーのコーナー部分とします。
次に、バンパーの高さを調整するために、2mm厚の平板でスペーサーを作ります。これはサイドガードとの高さを揃えるための部品となります。
続いて、ナンバープレートを納める箱(枠組み)を製作していきます。これらは5mm厚と3mm厚の平板です。
30×15mmのチャンネル材におさめると、こんな感じです。5mmと3mmと厚みが異なるのは2mmのスペーサーがある分なんですよ。これでナンバーがバンパーの中心軸にきます。
ナンバープレートの枠組みを製作しましたが、左右がまだでしたね。ここは、5×25mmの不等辺アングルを5×23mmに加工し、写真のように配置します。
続いて、0.5mm厚のアルミ板でバンパー表面の製作です。
バンパー土台のチャンネル材の大きさに合わせて折り曲げ、被せるように取り付けます。
バンパー土台とアルミ板で製作したバンパー表面を接着させるために、両面テープを貼ります。
曲がらないように、慎重に両面テープで接着。
穴あけ加工時に傷がつかないようにマスキングテープで養生しておきましょう。
マスキングテープ上に穴あけ位置をマーキングし、穴あけ加工にうつります。
マーキング通りに穴あけを行います。ブレーキランプのケースがφ15mmなので、直径15mmの穴あけが必要です。
こちらもマーキング通りに穴あけです。穴あけのズレは許されません。バンパーの精度に関わります。一発勝負!
コンパウンドで磨いて鏡面仕上げにしてあります。バンパーの雰囲気がようやく出てきた感じですね。ピカピカにした後は、またマスキングテープで養生しておきましょう。
バンパーの土台にレンズを固定するための穴あけを行います。土台底面はツラにしておかないといけないので、皿ビス加工もお忘れなく!
穴があけば、レンズを皿ビスで固定。
4連レンズのほうも、ステーを製作し、土台へ固定。
背面のカバーを固定するためのステーを4隅に設置します。アルミアングルを使用してます。
配線を通すために、バンパー土台の中央部分を切り抜き加工します。
バンパー土台(上下パーツ)の固定用のビス穴を左右1か所ずつあけ、ビスで固定。
背面のカバーは0.5mm厚のアルミ板です。これで、バンパー内のごちゃごちゃした配線なども見えず、すっきりしたバンパーとなります。
カバーが出来上がったところで、配線を行っていきます。
バンパーの薄型化に伴い、ブレーキランプのレンズの周囲に配線します。
バンパー内部の全体像。
行灯部分のアップ。白色LED2発で照らします。拡散キャップで光を拡散させます。
こちらは、ブレーキランプ&ウインカー部分のアップ。ショート防止にビニールテープで養生。
背面カバーに穴をあけ、配線を通します。各配線はコネクター化し、バンパーの脱着を容易にしておきましょう。
あとは、アングルでシャーシとバンパーを取り付けるステーを製作しておきます。取付け穴がずれていたりして、修正がもろバレですね(汗)
ここで、少し小物を製作します。ブレーキランプのヒサシ部分。1mm厚のアルミ板を切り出します。
ヒサシの形に曲げ〜。
縞板風の板をヒサシ&バンパー部分に貼り付け。
バンパー本体にマスキングし、ヒサシを接着する位置を確定させます。接着剤がはみ出るのも防げますよ。
完全に接着できれば、マスキングを外します。
ブレーキランプのケースとヒサシの位置関係。ケースが少し奥まった形になってます。
全体像
各配線はコネクター化したので、車両側にもコネクターを取付けます。
ドッキング完了!表からは見えずに配線もスッキリまとめれますね。
車両にバンパーを取り付けて完成〜。
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